視力開腹手術前検査
【1】視力検査:裸眼および矯正
手術の度数を決定するために必要な検査です度数の安定性みるために、術前に複数回の検査をすることがより望ましいです。矯正視力が1.0以上出ない場合は屈折以外の何らかの原因がある可能性がありますので、適応かどうかの検討が必要です。
老眼(老視)年齢の場合は近見視力も測定し、完全矯正下での近くの見えかたを患者さんに理解してもらう必要があります。また、強度近視の場合はメガネではレーズの効果により論正視力が出にくい場合もあるので注意が必要です。
スポンサードリンク
【2】屈折値検査:自覚、他覚、および散瞳下
他覚的な屈折値も当然参考にしますが,手術の度数はおもに自覚的な屈折値を参考に決定することがほとんどです.散瞳下での屈折値を測定し,調節過緊張や調節痙撃がないかどうかの確認をします。論正視力がいちばん良好に出て通論正になっていない度数を決定するのが大切な点になりますので、患者さんの反応をみながら的確に測定することが必要です。
屈折値検査では、検査員の測定法と医師の度数決定の方法により患者さんの術後視力が決まってきますので、医師との連携が必要です。
【3】角膜曲率半径計測
レーシック(LASIK)でマイクロケラトームを使用してフラップを作る場合、曲率半径か
40~47Dが適応とされています。
【4】細隙灯顕微鏡検査
医師が眼科的な疾患がないかどうか、手術に際し危険性がないかどうかの確認
をする検査です。
【5】角膜形状検査
角膜の病的な形状異常がある場合(円錐角膜など)は手術をしてはいけないことが決まっていますので、形状検査は適応を決定する際に大切な検査です。測定時の注意点としては、涙液の状態により検査がうまくできないことがあるため必要に応じて涙液点眼が必要です。
コンタクトレンズとくにHCL(ハードコンタクトレンズ)を装用していると角膜形状が変化します。そのため、コンタクトレンズ装用者の場合、ハードコンタクトレンズ(HCL)では3週間、ソフトコンタクトレンズ(SCL)では2週間の装用中止期間をとってから検査することが必要です。
【6】角膜厚測定
LASIK(レーシック)は角膜を切除する手術であるため、レーザーで切除しても角膜が異常(おもにケラトエクタジア)を起こさない範囲を考えて手術適応が決まってきます。その適応を決めるために角膜の厚みを測る検査は重要です。形状解析検査や角膜内皮細胞検査でも同時に角膜厚を測定することができますが、手術に際して最も参考にするのは、超音波パキメトリーによる角膜厚の値です。測定の際にはプローブを角膜中央に垂直に当て、押さえすぎないように注意してください。
【7】涙液検査
LASIK(レーシック)では術後数カ月間はドライアイになることがわかっています。術前
から重度のドライアイがある場合は、術後に悪化するため視力が不安定になる可能性がありますので、必要に応じて涙液検査を行います。
【8】眼底検査
医師が散瞳下で、眼底に視力低下の原因がないか、手術の際の眼圧上昇で影響を受ける病変がないかどうかの確認をします。
【9】眼圧測定
緑内障の疑いを確認するために必要です。また、LASIK術後には角膜が薄くなることに伴い、見かけ上は眼圧が低く出ますので、術後高眼圧の診断のためにも術前の眼圧は大切です。
【10】瞳孔径測定
LASIK(レーシック)は切除半径が決まっているため、とくに夜間など瞳孔径が大きくなるときにはハローやグレアといった症状を自覚する可能性があります。瞳孔径が大きいほうが症状を感じやすい可能性があるため説明が必要です。
【11】 角膜径測定
極端に小さな角膜や大きな角膜では、フラップの作製時にトラブルを起こすことがあるため測定が必要です。

HOME
近視(近眼)
LINKS
視力回復手術の適用